*Message from takuya*




【Reason to start up iSM】



もし、あの時、立ち上がっていなかったら
ただ、儀式的な大学の卒業式を終え、
学生時代は終わっていたのかもしれない。


しかし、俺にはiSMという帰る場所があった。
そしてそこには門出を祝福してくれる
後輩たちとの涙の感動が…。



-2003.3.28 iSM卒業式-


ずっと大切にしたいと誓える後輩達に囲まれ
その中に今までの人生の中で一番輝いている
自分が居たのを今でも鮮明に覚えている。


○後輩からのビデオレター

後輩たちがプロデュースしてくれた
iSM卒業式は想像を遥かに超えるものだった。

iSM Creator’s Cafeオープンから僅か一ヶ月
しか経っておらず、中には徹夜で店に泊り込みの
メンバーもいる中、時間の無い中でメンバー全員の
メッセージが詰まったこの世に
たった一つしかないビデオレターが。

iSM卒業式当日に、真っ暗な店内でプロジェクター
から映し出されるメンバーを見ていると、
一人、一人との出会いから今まで一緒にiSMで
感動した数々のシーンが回想され、感無量だった。


今まで、iSM代表としてメンバー一人一人が
活躍できる舞台を創り続けるために
いざという時は学生という肩書きに甘んじることなく、
社会人をもうなずかせるプレゼンテーション能力に
磨きをかけ、プレゼンに関しては人一倍のこだわりが
あったが、このビデオレターは俺にとって、
正に最高のプレゼンテーションだった。


そして、自分の卒業に涙を流してくれる後輩を
見ていると、数々の挫折を乗り越え、
学生時代の全てをかけて、
仲間達とiSMを創り上げた意義を確信した。


そして、今iSMを立ち上げる背景となった
自分の学生時代を振り返る…



-1999.4.1大学入学-


京都府立体育館で数千人の新入生が
集まり入学式が行われた。

「凄い数….」直感で
思ったのを今でも覚えている。

それからキャンパスに移動する中で、
先輩たちが何やらビラを配っている。

「これが大学生の醍醐味のサークルかぁ。」

大学生活が希望に満ちていた。


それから数週間が経ち、本業の授業が始まり、
サークルの新歓コンパなどにも顔を出し、
楽しい学生生活の幕が明けた。

しかし、5月に入ると新入生の授業の参加率も
ガクンと下がり、サークルも表面的には参加して
いるものの真に熱くなるものには出会えなかった。


それから、半年が経ったころ、大学が用意した
カリキュラムにしたがって授業を受け、
先輩が作り、運営するサークルで放課後を過ごす、
まさに受動的な学生生活に
なってしまっていることに気が付いた。

これでは、充実した学生生活になる訳がない、

もっと学外に出て
外の社会や他大学の学生を見ないと!

と思い、企業のインターンシップに参加。

当時は一、二回生でインターンシップに
行ける事は異例だったが、今思うと
この積極意的な志望動機が面接官の方に
選んでいただけた理由だったのかと思う。

その後、学外でも活動するようになり、
学生時代から多方面で活躍される先輩と出会ううちに
今の学生生活に対するもやもやが不満に変わり、
そして[積極的]を目標にインターンシップに続き、
ビジネスプランコンテスト等にも参加し、
ようやく充実感を感じることができるようになった。

しかし、その充実感は一時的なものだった。

確かにインターンシップやビジネスプランに
参加すること自体、積極的であり、能動的であるが、
そもそも、自分が企画したものではないし、
その参加期間が終了してしまうとまたもとの
学内の受動的な学生生活に逆戻り。


何か自分にしかできない
学生なら誰もが「!」と思い、
参加したくなるものをゼロからこの手で創りたい!


いつしかそう思うようになっていた。

しかし、その思いはあまりにも抽象的過ぎて
表面的には理解してもらえるが、具体性がないため、
真の意味で共感し、一緒に立ち上がってくれる仲間が
見つからず、思いは募るが何もできないまま、
大学生活は無常にも過ぎていった。



-大学3年の春-


学生生活に100%満足している学生なんていない

バイト、遊び、マージャン、
そして授業遅刻、なんてザラ。

決して、それらが悪いわけじゃない。

けど、今の自分の環境を変えたくても変えれないまま
学生時代は終わってしまうケースが往々にしてある。

そんな時に一人の友達に出会った。
こいつとならなにかできる!!

何の根拠もなかったけど、
同じSpiritをインスピレーションで感じた。

そして、彼との出会いが
自分の学生時代の大きな分岐路になった。

それから、数ヶ月間、今まで夜型じゃなかったのに
全く実現しそうもない夢のような話を夜通し語り合った

後は、どのタイミングで立ち上がるかだけだ…。



-大学3年の夏-


遂に、その時が来た。

京都中の同じ思いを持った学生が
集まってこれる学生拠点を、
京都のド真ん中に創ろう。


名づけて【学生出店計画】


この段階でメンバーは7人に。

その後、学生が京都のド真ん中にお店を出店する
らしいという口コミからメディアにも取り上げて頂き
参加を希望をする学生の数は100人を超えた。

自分たちが立ち上げたプロジェクトにこれだけ
多くの学生が集まってくれたことは本当に嬉しかった

そして、自分たちが今の学生生活を変えたい!という
思いから始まり学生出店計画という夢を追いかけた
ように集まってくれた学生、一人一人に自分の意志、
夢を持ち、その意志を最後まで貫いて実現してほしい
という思いからこの組織を



【iSM(イズム)】



と名づけた。


その後、言葉では語りつくせない苦労があったが、
理想と現実、学生と社会、個人と組織など数々の
逆境を同じ志を持った仲間が一致団結して乗り越え、
遂に俺たちの夢が実現し、

iSM Creator’s Café が誕生した...



-最後にiSMメンバーへ-


iSM卒業式の最後に俺が皆に伝えた
メッセージを覚えてくれているかな?


自分の夢がiSMで実現できるなら
自分の主義を貫いて欲しい。

けど、一人じゃ、組織は動かせない。
皆で力を合わせないと。


半年も学生がお店を経営していると
周りから色々注目されると思う。

いい意味では、TVや新聞、雑誌など多くの
メディアが取り上げてくれてるよね。

けど、裏を返すと目立つということは
社会からの圧力を感じるときもあると思う。

これはiSMの活動だけじゃなくてどんなことにも
言えることだけど、自分から立ち上がり何かを
始めるとその先には苦労の連続だと思う。

だって、何もしないのが一番楽だよね。

けど、今いるiSMのメンバーは普段の
学生生活には無い、何らかの魅力を感じ
自らiSMに集まってきたメンバーばかり

毎日お店に立っていると、今の環境が
当たり前になってしまうもともあると思う。

けど、決して学生が自分たちのお店を
持てるなんて当たり前じゃないはず。

辛くなる時もあると思うけど、そんな時こそ
iSMに入ろうと思った初心を思い出してみて。


将来自分のお店を持ちたい!
学生でお店を経営してみたい!


などなど。

みんなiSMに入る時、目を輝かせながら
色んな夢を俺に語ってくれたよね。

オープン直前は本当に凄かったよ。

メニューから内装、レシピ、資金計画まで、


全部自分たちで創る!


なんて皆で決めちゃったから期限に間に
合わなかったりで、何人も俺のところに
泣きながら辛さを打ち明けてくれたよね。

その時、皆のCreatorとしてのプロ意識に感動。

泣きながらでも、最後までやり遂げたかった
あのアツイ想いがあれば、この先どんなことが
あっても皆で乗り越えれると思う。


今は、もう皆とiSMで活動することはできないけど
俺にとって皆と一緒に過ごしたiSMが
学生時代の最高の思い出です。


いつまでも初心を忘れないで、
人生に一度しかない学生時代を創っていってください


最後になったけど…


iSM Creator’s Café
オープン半周年本当におめでとう!


iSM Creator's Cafe オーナー

高橋 拓也




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